外貨預金 vs オフショア(海外)口座
為替差損について
日本の銀行の「外貨預金」には「為替差損」という落とし穴があります。外貨を持っている以上、為替の変動によって日本円換算時の外貨の価値は必ず変化します。つまり、円高時に外貨を買って預け、円安時にこれを日本円にして引き出せば、金利と為替利益を得ることができます。もちろん逆に、預け入れた時点よりも円高が進んでしまった場合は、その分損失が生じる事もあります。例えば、1ドル100円のときに、100万円で1万ドルを買い、銀行に定期預金したとします。そして満期時には1ドル101円まで円安が進めば、101万円になって返ってきます。この場合、資産が1万円増え、これが「為替差益」となります。これに対し、預金の時点よりも満期時に円高が進めば「為替差損」となります。
ですから、外貨預金で、最終的に日本円の資産を増やそうと思えば、利息だけで判断するのではなく、外貨から日本円に戻す為替を考慮しないと、利息で儲けても為替で損失を出すことになりかねません。定期預金には、為替のタイミングを自分で判断できない(つまり、契約時に満期になる日が設定されている)訳ですから、結果、リスクを回避するのが非常に困難になります。
ところが、オーストラリアに「オフショア(海外)口座」があり、しかもそれが出し入れ自由で高利息な口座で設定してあれば、満期はありませんし、必要な時に必要な金額だけをひきだせるので為替差損を防ぐことができます。つまり満期日がないので、日本円への換算レートが悪ければ、日本円にかえる必要はありません。また満期日がないので、もし同じ銀行の商品で「利率のよい定期預金」があれば、その期間だけ定期預金にして資産を増やすことができます。
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