ポートダグラス小旅行体験
今年11月に引き続き2回目、3週間強の滞在でした。今回は、CQLAさんのアレンジで2泊3日のポートダグラスの小旅行を体験しました。車を運転しないので、現地までの移動から、ツアー、そして宿泊までお任せしました。おかげで、何の心配もなく、そして中身の濃い小旅行ができました。
ケアンズから北へノーザンビーチ沿いの道を車で50分の街、ポートダグラス。1日目は観光ツアーでモスマン渓谷、街の観光など。日本人ガイドのMさんは在豪12年目のベテランで、そのしっかりした過不足のないガイドぶりに感心。2、3日目はサンデーマーケット、セントメアリー教会、マクロッサン通りの散策、4マイルビーチなどを楽しみました。日本ではケアンズほど知られていないようですが、欧米社会には隠れリゾートとして有名なようです。
セレブの集う街
シェラトンHにはクリントンがよく似合う。アメリカ大統領の時に泊まり、よほど気に入ったのか引退後もプライベートで再び訪れ、この街が一躍有名になったとか。そのホテルのティルームでのアフタヌーンティの体験はまさに五つ星。各種スコーンやケーキをたっぷり味わい、可愛い4っの小瓶の色とりどりのジャムをテイクアウト。「セレブはこんなことしないわね」などと言いながらグループの皆がしっかりゲット。広大なプール、格調高い18ホールのゴルフコースも備える、一度は泊ってみたいシェラトンミラージュでした。
4マイルビーチに憩う
約6Kmも続くビーチは、朝から椅子やタオル持参の人々で賑わう。強い陽ざしを避けてヤシの木蔭に座っていると、オージーが寄ってきて頭上を指さしながら椰子の実が落ちてくるから危ないよと教えてくれる。見ると20個ぐらいがたわわに実り、触れなば落ちんの風情。話には聞いていたが、なるほどと納得。場所をかえて、座りなおし本を読み始める。強い太陽の光、つき抜けるような青い空、風のそよぎ、グレートバリアリーフからの波の音、その真っ只中にいながら深い静けさの中で自分の世界に閉じこもり本に集中する。横にいる家内とも2時間あまり一言も声をかわさず、めいめいが自分の世界にこもる。ふっと、ああこの感覚だと気づく。かねてからプールサイドのロックチェアなどで読書をする外人の姿は絵になると思っていたが、思いがけずその仲間入りをすることが出来たひとときでした。
幸せの青い蝶
ユリシスは大きな青い翅をきらめかせ、モスマン渓谷の一億五千万年前からの熱帯雨林をすばやく舞い上がり踊り抜けていく。オパールを思わせる深く神秘的なブルー、この蝶を二度見ると幸せを招くと伝えられるLucky Butterfly。因みに私は宿舎の自室から見える裏庭で2回と計3回見ました。珍獣の木登りカンガルーは樹上でのんびりと木の葉を食べ、クロコダイル、ワラビー、たくさんの鳥たちが住む楽園ハビタット。動物たちが住んでいる中に、人間がお邪魔をする感覚で、園内のレストランでランチをしている時も鳥たちが寄ってきてお尻をちょんちょんとつつく、また定番のコアラ抱っこもありました。
グレートバリアリーフのマリア様
入江のそばに建つセントメアリー教会へ行く。ここは結婚式場の人気スポットだと聞いている。間口10m、奥行き20mぐらいの何のケレンもない可愛い木造の教会、看板にSt mary by the seaとある。ん、?と思いながら中へ入る、と目に飛び込んできたのは正面の祭壇に午後の陽光にきらきらと輝くグレートバリアリーフの紺碧の海、その傍に慈悲深くたたずむイエスとマリア。これぞオーストラリアのマリア様と思わずひざまずきたくなる美しさ。種あかしは正面の壁4m四方が空間になっていて入江の海を借景し、その両側にイエスとマリアの像が立っている仕掛け。借景は京都のお寺の専売特許と思いこんでいた不明を恥じながら夢中でシャッター押し続けていました。 |