初めてのロングステイ体験
今回のロングステイは初めてであり、不安と期待の入り混じったのもでした。最初の一週間は、現地の生活の仕方になれることに重点を置いて、スタートしました。CQLAの最初のオリエンテーション(現地に着いたのは2/4の早朝)、それを基にした街のロケーションの確認、宿泊先の'The Lakes Cairns Resort & Spa'では、電化製品、調理器具の使いかたの習得と慣れないことの連続でした。特に、妻に「日長どうして過ごすの?」と言われていましたので、早く、同時期に滞在中の他のロングステイヤーの方々を紹介してもらい、皆様から日々の過ごし方を教えてもらいたいと渇望していました。
CQLAリピーターの皆さんに学ぶ
2/7の木曜日にCQLAで経験者との交流会を開いてくれました。皆さんの経験談を聞いたおかげで「マー、自分達流にエンジョイすればいいんだ」と大いに気を強くする事が出来ました。ロングステイの本、パンフレットのベテランロングスイテイヤーの経験談等々に良く書いてあり「現地に行ったら、現地の人と交流しなければならい」とか、「何か目的を持っていかないと駄目」とかありますよね。しかしそれにこだわって、ストレスを溜めたら何の意味もありません。あまり難しく考える必要は無いと思います。自然体が一番です。それで十分楽しいとわかりました。
週1回のツアーで観光の町ケアンズを楽しむ!
ケアンズでのイベントは毎週火曜日に一度入れて、その他の日はなるべく現地の人と同じように生活する様に努めました。イベントでは、ケアンズの海(Great Barrier Reef),山(Tropical Rainforest),、空(Balloon)、野(Golf)、街(Shopping, Rusty's Market, Port Douglas)、食(Tropical Fruits, Sea Food)まで丸ごと楽しみました。いやー、実に楽しかったですね。
Great Barrier Reefのグリーン島では、最初、島の左側のビーチに行き、珊瑚が見当たらないのには焦りました。妻は完全に怒ってしまい、グリーン島にした事をせめられ、なだめるのに苦労しました。結局、島の右側に珊瑚が有るのが判り、シュノーケリングで大いに楽しみました。最初、シュノーケリングが上手く使えず、海水が一杯口鼻に入って来てしまいまいりました。オーストラリアの海水がこれほど塩辛いとは知りませんでした。日本の磯では味わった事の無い塩辛さでした。後でベテランダイバーのIさんに聞いた所では、大海の海水は一様にこのように塩辛いそうです。
Balloonも経験できて最高でした。今まで紐付の移動しないBalloon(いかにも日本的でしょ)は北海道で経験した事はあるのですが、本物は初めてです。夜明けの高原でのバルーンのガスバーナーのオレンジ色の炎は、何か幻想的で感動しました。バルーンが上がる時は、思わず「凄い、凄い」と口走ってしまい、妻に窘められる始末でした。いやー、いい冥土の土産が出来ました。
最後行ったPort Douglasは妻のお気に入りになっています。日本に帰って来て、娘達に一番に話すのはPort Douglasの事です。私は途中に寄ったMossman Gorge(亜熱帯雨林)が良かったですね。短時間の散策でしたが、本当の熱帯雨林の偉大さを痛感させられました。今度行く時は、もっと時間をかけて、アポリジニのガイド付きで行きたいものです。
ドキドキ、ワクワクのケアンズ生活体験
日常の生活では、Cairns Central Shopping Centre、Wool Worth、Rusty's Market、近所のコンビニ(IGA)、魚屋さん等での買い物が事の他楽しかったですね。特にRusty Marketには毎週のように行き、旬のTropical Fruitsを沢山買いました。マンゴー、マンゴスチン、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツ、ランブータン、スターフルーツ、等々初めて食べる物が殆どでした。マンゴーなど行く度に、数キロ単位で買い、腹一杯食べました。本当に美味しかったです。多分、宮崎の何とかマンゴーよりも美味しいのではないかと思います。此方のマンゴーは、太陽の恵みを一杯受けた物ですからね。それに安いですよ。宮崎の何とかマンゴーの1/100位(一個100円位)で食べられるのではないでしょうか。Port Douglasに行く途中、現地のガイドが「これがマンゴーの木」だと教えてくれました。その大きさにまたビックリ、自然界のマンゴーの木は50mにもなるとのこと。農業用のマンゴーは8m位まで大きくなるが、作業がし易くなるように4m位の所で頂点を止めていると話していました。
ドキドキ、ワクワクのケアンズ生活体験〜おそるべしマッドクラブ編
妻と二人で、近くのFish Market(マーケットと言っても魚屋さんです)に行くのも好きでした。お姐さんにすっかり顔を覚えられてしまい、笑い顔で対応してくれる様になりました。Fish & Chipsを注文して、ポテトフライの多い事にビックリしたり!ナマの小海老(Green Prawn)を1kg買ってきて、熱々の海老を頂いたりしました。泥カニと言われているMud Crabを買ってきて,茹でたら、蟹が怒りだして、Mud→Madになって、鍋の蓋を蹴り上げるのにはもうビックリ。オーストラリアは何かもが獰猛だなーと感心することしきり。
CQLAの藤井さんには「家でどの様にしてあの硬い甲羅を砕いて食べたの?」と質問され「ウーン、的を射ているなー」。実は食べる段になって、困った事なのです。幸い日本から出刃包丁を持っていったのでそれで上手に裂いて食べました。
ドキドキ、ワクワクのケアンズ生活体験〜冷や汗のオージービーフ編
もう一つの騒動は、家でステーキを焼いたと時の事です。べテランステイヤーの皆さんから、オーブンを使うのは要注意だと聞いていたので、妻もあまり乗り気ではありませんでした。それはオーブンと排気口が外気に繋がっておらず、部屋に煙が充満してしまい、煙探知機が作動して、消防自動車を出動させてしまった人がいたと聞かされていたためです。400$の罰金。これでは躊躇するのがあたり前ですよね。それでもオーストラリアに来たからにはAussie Beefを食べなければと果敢に挑戦する事にしました。オーブンのタイマーマーをセットして、温度は250℃の最高温度に設定する。肉は最高級品を買ってきたし、後は焼くだけ。緊張の内にスタート。肉の焼けるいい匂いがしてくる。しかし、肉が焼けるに従い、言われたように部屋に臭いと煙が充満してしまい、慌てて窓を全開、扇風機、冷房もパワー全開にして煙を追い出すが、煙は立ち込めるばかり、「早く焼けてくれ、オーブンを止めたいよー。」と心の中で叫ぶ。しかし途中で止めてしまったら、今晩の食事にもありつけなくなってしまうし、止めるわけにも行かない。妻も焦り気味。とすると、「チリリーン、チリリーン」とベルがなりだした。二人顔を見合わせて、「今鳴ったよね??」、「うん、鳴った鳴った!!」。「如何しよう」、煙探知器が作動してしまったと、二人の間に緊張が走る。妻、「消防自動車来てしまわない??」。「ウーン、・ ・ ・」私暫く無言。「チョット、おかしくない?煙探知器機にしては全館の警報機が鳴らないし、音も小さかったよな?」。「やっぱりそうだ。タイマーが切れている」。「タイマーの切れた音だったんだよ」。「あー、よかった」と妻。「もうオーブンを使うのは絶対嫌。魚を焼くのも取り消しよ」と、次回のオーストラリアサーモンの焼き魚計画はご和算とあいなりました。こんな些細な事にも、状況判断が鈍ってしまうのもやはり慣れない地であればこそですね。お陰でステーキの味は、汗と緊張とその後の虚脱感で覚えていません。最後の日に、Rambutan (The Lakes内のレストラン)で食べたステーキは美味しかった!しかるべき所でちゃんと食べれば、Aussie Beefは美味しいですよ。
ドキドキ、ワクワクのケアンズ生活体験〜お店で普通のコーヒーが飲みたい編
私が完全に失敗したと思っていることは、Cairns Cafeでコーヒーを頼んだ時です。何時もはカウンターでカップあるいはマグカップを指差して「コレ下さい」と言って買っていたので問題無かったのですが、その日は、最初にテーブルにつきメニューを見ての注文とあいなりました。メニューを見ても、日本で言うレギュラーコーヒーらしきものが無い。ウエイトレスは再三注文を聞きに来るし、面倒になったので、エスプレッソを頼む。案の定、来たのは超濃いデミカップである。「苦い!」。 妻超不満顔。英語には自信のあった私の面子は丸潰れ。これもとっさの判断が鈍ったいい例です。落ち着いて、普通のコーヒー(此方のメニューではあるのに何故か載っていない。エスプレッソとかカプチーノの類しか載っていない事を知る)は無いのかと聞けばよかったのに、それが出来なかった事が情けなかった。後で、CQLAに聞いたら普通のコーヒーは'Long Black'と此方では言うことが判った。
思い出に残る交流体験
嬉しかったことは、色々有りますが、やはり、CQLAの交流会をきっかけに経験豊富なロングステイヤーの達人達から色々ケアンズの情報を得る事が出来た事です。極めて効率よく短期間にケアンズを知る事が出来ました。Nさん(ケアンズの事は何でもおまかせ)、Iさん(ダイバーのエキスパート)、Kさん(マレーシアに強い、ゴルファー)等々と楽しい一時を過ごす事が出来ました。特に、Nさんには色々お誘いを受け、Reef Hotel CasinoのAfternoon Tea、Kanpaiでの食事、最後のRambutanでのDinnerなど色々な思い出を作ってくれました。有難う御座いました。
自分一人でこれだけの情報を得ようとしたら相当の時間を必要としたでしょう。しかし、お蔭様で効率良くケアンズを楽しむ事が出来ました。
最後にこれからの抱負ですが、今回のケアンズは物価を除けば、ロングステイの最右翼になると思いますが、しかし、まだまだ決めるのは早いと持っています。世界の色々な所を回ってみて、私にとって、ロングステイの最適地をじっくりと決めたいと思っています。多分来年の今ごろはマレーシアかな?ハワイも良いと聞いているし、考えるだけでもワクワクします。
|
|