約束の時間にホテルのリザベーションに行くとツアーガイドさんが既に待っていた。(流石日本人時間に正確だ)車の中には元小学校教師の男性Yさんが一人。途中に酒屋に行ってワインとビールを買った。
住宅街の家に着いたとたん丸太のような犬(サッシャー)が飛び出してきた。ジョンもリーもにこにこ顔だ。英会話の教師のドンに教えられたように挨拶をかわし、早速乾杯。
ジョンのお母さんのネナと挨拶をし、すぐに持ってきたビールで乾杯。
去年から最近までホームスティや私たちのようにディナーに受け入れた人たちの写真を見せてもらいました。今までに、たくさんの人たちがきていました。
食事が順番に出てくるのだが、驚いたことにネナも同じ量をぺろりと食べてしまっている。陽気なリーは場を盛り上げてくれており極力我々に話しをさせてくれようとしているのが伝わってくる。おいしい食事もすすみ、庭に出て団らん。
Yさんもいろいろはなしをしたいようで、その懸命さがなんだか自分を見ているようだった。ああやって熱意で伝える事の方が、言葉が充分使えるよりも良い雰囲気を作るものだなと思えた。お互いにわかりあおうとしている関係がすばらしく、しあわせなひとときだと、感じながら場を楽しむことが出来た。
しばらくはなしをしていると・・なんだか、けっこう英語が通じる。(と、思っただけかもしれないが・・)うれしくて話をしているうちに元軍人のジョンに「今まで行った国はどれくらいありますか?」という質問をしてしまった。すると、戦争の体験談にはなしが変わり明らかに場の空気がさめて行く。しまったと思って、犬の話題に変えようと試みたり、リーも話の方向を変えようとしてくれているのが伝わってくる。日本人の戦争体験者がそうであるように、やはり人間にとってものすごく厳しく大変な体験なのだろう。ジョンはすぐにはなしを戦争の方に戻してしまった。
大変申し訳ありません。最後のほうは時計をみて遠藤さんのお迎えを待つ状態になってしまいました。
みんなにはすまないとは思いましたが、自分としては単なる表面的な会話だけで終わるのではなく、本音の部分も会間見ることができた貴重な経験ができたと思いました。
リーにはおいしいディナーのお礼もそこそこになってしまいましたが、初めてのオージーとの夕食会はとても暖かみがあり幸せでした。
東京都 澁木秀明さま・美代子さまご夫妻
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